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生まれてこのかた、ずっと西にすんでいるせいか、“東北”と聞くと何だか未知の世界のようで、ものすごくワクワクします!
東北5県それぞれ興味があるのですが、今回は東京からアクセスしやすいかなと思いまして、仙台へ行ってきました。
宮城では、とりあえず仙台駅前のペデストリアンデッキ、民俗関係、登米の明治風の建物が見られればいいなあと思いました。
ペデストリアンデッキとはなんぞや?というかんじですが、「駅から付近の建物に接続するための、空中に作られた歩道」らしいです。
仙台駅西口のペデストリアンデッキは、日本最大でしかもゴミゴミしていないみたいなので、ぜひ見てみたいなあと思いました。
実際に見てみると、迷路みたいに宙をめぐっている落ち着いた色調のデッキは、ただの通路として使い倒されているかんじでもなく、なんとなく地元の人からの愛され感があるような気がしましたです。
街が広くて綺麗、くたびれた感じが見当たらない、といった都市度の点では、仙台は札幌と1・2を争うかんじかと。(京都とか神戸は観光要素が大きいのでちょっと別枠)
まず、駅前に飲み屋チェーン店の看板をでかでかと出すのを許していない(たぶん)、というのもそういう印象を助けているのかな。
猥雑さとか「どうにかこうにか生きていける」といったものを全部呑みこむような、「まかしとき!」的な都会もいいと思いますが、ちゃんと“都市”としてのお洒落さを意識して作られた街というものはたいしたものだと思います。
さすが、“伊達者”の都!
次に登米行きなんですが、実はバスを間違えてまして…。
本当は「とよま総合支所線」に乗らないといけないところを、「登米市役所前」と勘違いしていました。
おかげで、1冊だけ持っていたガイドブックの付録の広域MAPのサービスエリアやパーキングエリア名を時々確認しては、(こんな方向に向かっちゃってええのー!?)と、内心戦々恐々でした(汗)
いや、だって、明らかに海側を通った方が近いのに、何故か内陸側を北上していくもので……。
なぜこんな間違いがおきやすいかといいますと、“登米”は、市の方の読み方だと「とめ」で、町の方の読み方だと「とよま」なんです。
明治の建物があるところは、「とめ市とよま町」なんですが、“とめ市役所”とはかなり離れています。
広域地図で見ると5キロはある…(汗)。
市役所のある場所は、“迫町”という町だそうです。
しかも、“とよま町”行きの路線バスは、そう頻繁にはない状況で。
1時間バスを待つか悩んだ末、結局タクシーで市役所から登米町まで行きました。
同じ“登米”なんだから、「もっと登米町観光に力を入れて、バスの便数とか増やせばいいのに」とはおもうのですが、市と町では行政の管轄が違うようで、そういうわけにはいかないようです。
タクシーの運転手さんによりますと、私のようなうっかり者が時々いるそうです。
みなさまも、登米へ行かれる際にはお気をつけて!
登米は明治の建物群がいくつか残っていて、短時間で昔風のものを見て回れるのでよさそうかなと思って行ってみたのですが、民俗物はとくにみあたりませんでした。
よく考えますと明治時代の建物や武家屋敷はみんな“お上”物件なので民俗関係ではないような。
民俗関係、登米では「カマド神」とか今回そういったものも観たいと思っていたんですが、そういったものは博物館や資料館でないと旅行者が見る機会がなさそうで。
その辺りをうろうろしてみましたが、資料的に遺している建物以外の家屋は、あたりまえですが普通の家ばかりでした。
がっかりしましたが、住んでいる人の身になると、当然の話ですよね。
あ、でも、店構えが小さい昭和風のお豆腐屋さんを見つけたのはちょっとうれしかったですv
仙台へ戻った後、るーぷるバスに乗って、観光しました。
美術館・博物館系が月曜でことごとく休館だったので、必然的に伊達政宗めぐりみたいなかんじに…
某バ○ラの影響なのか、若い女の子2人組とかそういった人たちもけっこう見かけましたです。
瑞鳳殿では、もれなくバ○ラの伊達政宗グッズが…!
私はゲームをやったことがないので詳しくは知らないのですが、政宗についての説明書きみたいなのに、「英語交じりの奇妙な話し方をする」とか書かれてありました(笑)
大崎八幡宮は、元々は大崎という場所に坂上田村麻呂が勧請したと伝えられる八幡神が宮城県内で権威を持っていたものを、山形の米沢から封地替えで仙台へ来ることになった政宗が、城下町の仙台へわざわざ遷したそうです。
「あの新参者が!」とか、地元の反感をかわないために、“大崎の少将”というニックネームもつけたそうで。
今でいえば、大阪に転任してきて阪神ファンを名乗るみたいなものなんでしょうか……。
瑞鳳殿も、大崎八幡宮も、桃山様式の派手さがシックな中にもありまして、さすが伊達男だなあと思いました。
今回は時間がなくあまり深くみられなかったので、「二度と行く機会がないかも……」と思う反面、ぜひまた機会をもうけて宮城再訪をはたしたいです!
東北、熱いっす!