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小野竹喬展を大阪まで観にいってきました!

5年ほど前に、岡山県笠岡市の小野竹喬美術館へ行って以来、実物を見る機会はずっとありませんでしたが、今回一度にたくさん実物を観られてうれしかったです!

普段はいろいろな美術館・個人・企業に蔵されていて、なかなかまとめて観られないものばかりなので、こういう展覧会は本当にありがたいです。

今回みた中ですごく好きだなあと思ったのは、「京の灯」、「夕空」、芭蕉俳句シリーズの「象潟や 雨に西施が 合歓の花」を題にした絵でしたv

以下↓、なんだかブツブツ言ってるので、面倒なお方は読み飛ばしてやってくださいまし~(土下座)


この人と田中一村の絵は、高校生の頃から好きなので、長いと言えば長いつき合いなような……

絵に関してはやわらかで優しい色遣いですが、メルヘンな世界とは違う気がします。
少年・少女の幸福さや夢を描きたいというわけではなく、ほとんどが現実の風景を描いているからかな。

竹喬は日本画家ですが、若いころからセザンヌが大好きだったそうです。
セザンヌの理論が好きということは、かなりメルヘンとは遠いような…

実物の絵はかなり大きかったですが、圧倒的な自然の風景の中に小さく描かれた人が一人いたりするのを見ると、すごくさみしいなあと思いました。

自然自体がさみしいわけではなくて、大自然の中に人物が唯一人存在することや、自分が絵の中に入り込んだ視点でみると孤独さを感じるんですよね。

でも、陰鬱な孤独さというわけではなく、淡々と穏やかで、あっけらかんとした孤独さだなあと思います。
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