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サギ・菓子・京都話などなど☆
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「三教指帰」を半分ほど読みましたが、儒教・道教・仏教をそれぞれ象徴する登場人物の中で誰が一番話がわかりやすいかというと、儒教の亀毛先生なような気がします~。

亀毛先生は儒者なのですが、「一生懸命努力すれば、おのずと立派な人物になれますよ」と言っています。
なんとなく、K海の伯父さんの阿刀大足のイメージなのかなと思いました。
K大師様は、伯父さんのことはリスペクトしてる気がします。

道教の虚亡隠士(なんか、ひどそうな名前ですね)は、仙人になる修行のことをいっていますが、これはとてもじゃないけど難しそうです…。

仏教の仮名乞児の主張はまだ全部読んでませんが、この若者が青年K海の代弁者かと思います。

「官吏になって出世してくれ!」との一族の期待を振りきったり、儒者で世話になった伯父を納得させたりするために、戯曲風の論文を書いた青年期のK大師様は機転が利いていて面白いなあと思いました。

伯父さんも、読み終わったら溜息をつきつつ納得してくれそうです。
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ついつい気になる本を見つけてそっちを読んだりなど、なんやかんやで坊主の方は進んでません・・・。

こないだ、直木賞選考委員の人達の選評を読んでますと、ある歴史物作品に対しての評に「史実にこだわりすぎず、思い切って登場人物をデフォルメしてもいいのでは?小説なんだから」的なことが書いてありまして、(おお・・・!)とすごく気分が楽になりました。

坊主、今でも詳しくはないのですが、以前、坊主萌えのきっかけの一端になった作品からいろいろ妄想しますとまったくの見当外れなことになってしまい、(やっぱり史実的なことも必要最低限ぐらいは自分で調べんとあかんなあ・・・)と反省したことがありまして。

それでS様およびその周辺弟子について坊主年表をつくったり、資料からの引用をまとめたメモをつくりかけてはいるのですが・・・。

でも整理整頓が苦手な私には、必要最低限情報でもコツコツ分類していくのはなかなかしんどいです。

義務でもなく人から期待されていることでもなく、自分でやりたいからやっているだけなのですが、(何らかの形になる何段階も手前でこの調子じゃなあ・・・)とか(今年も無理そうかなあ・・・)とか思うと、時折心が折れそうになります~・・・

でもまぁ、ちょっとずつやろうと思います。
通勤電車内でE仁本を読んでますが、S伯先生はリアリストで面白いです~

“E仁誕生の時、祥瑞の印として家の方角に紫雲が現れた”伝説ですが、E仁の孫弟子R昭が作ったらしいということまで推定できるものなのかとおどろきました

ちなみに自分は、伝説とかあった方が楽しいです

いやでもやっぱり、事実とは分けておいた方がいいとは思うのですが。


ところでこの人物シリーズの既刊案内を見てますと、S様本も存在することが分かりました…!
これはうれしいです!

でもなぜだか、K大師様本がないです。
普通、S様よりK大師様の方がメジャー所な気がするんですが、なんでだろう……
坊主の言葉なんですが。

E仁とE澄の両方が下野出身だと思っていたので、2人でざっくばらんな話をしているときとか限定で栃木弁を喋ったらいいかなあと妄想していたのですが・・・

E澄は武蔵国出身でしたー!

なので、これはボツにしとこうかと(泣)。

だいたいみんな共通語的な言葉遣いかと思いますが、K大師様は個性が強そうなのでたまに讃岐弁とかアリな気もします~
どうも、S様没後の天台弟子達の仲悪さといいますか対立の原因の主なものは、S様LOVEと、密教かなと思えました…。

なんとなく初期の叡山は大学イメージですが、S様没後は「目指せ国家資格校!」&「“密教学部”に力を入れないと、大学が潰れる…!」で切羽詰まっていたかんじで。

でも二代目学長に収まったG真は、学究肌で人間関係が不器用だった(S様には信頼されていた)のと、密教にそこまで興味がなかったので他弟子達と溝があったのかな…。

E仁も密教枠で坊主認定を受けたわけではなかったのに、密教を学びに渡海しなければならずで、当時S様の遺したものを守っていくのは本当に大変だったんだなあと思います~。
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